進捗がやばいのに武蔵美,多摩美,藝大の卒展に行ってきた

 

とかちマイチです。

先月、都内美術大学の卒業制作展に計3箇所行って参りました。


卒業制作展(以下:卒展)とは、https://bit.ly/37Rfv5c

(Wikipedia引用)

と、このように一般大学の卒業論文のようなもので、学生生活の集大成とも呼ばれます。

 

美大生からすると、そういったプレッシャーや自身の技術力、時間に追われる、そもそも制作したいものが分からない等、様々な難所にぶつかるため卒制地獄と称する者も多い模様です。

(退学すると卒制地獄を回避できます)


卒業制作はどれも大変クオリティが高く、エネルギッシュで素晴らしいものでした!!


なので、この記事では卒展に行ったという報告にも関わらず、卒展とは関係の無いことを書いていきます。

卒展が面白いのは当たり前なので、今回はそれ以外の体験話を書き記していきます。

言わば、卒展行った日の日記です。


この記事で、卒業制作展に行くと作品だけには留まらない、面白い発見や楽しい出会いが数多くある場だとお伝えできれば幸いです!

それではどうぞ!

 


多摩美術大学

 

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入ってすぐに偽物のみかんが実っていました。


奥へ進むにつれ何故か枯れ木にたわわと実っていたり、更には明らかにヤシ目の植物にぶら下がっていたりと、至る所にみかんが無理矢理実らされていました。


それにしてもこれ…

遠くから見ると本当に鮮やかな色の果実で食欲を刺激されるのですが、近くで見ると明らかに紙の塊で、果実に見える自分が異常では?と感じてしまいました。


こういう自分の気付けなかった視点に気付ける所が、美術の素晴らしい要素ですね。(美術作品のつもりじゃなくただのイタズラの可能性もありますが)

 

私が小鳥だった場合、食い意地全開でみかんにがぶりつきくちばしを破壊し餓死した所だったので人間で本当によかったです。

 

 

 

〜武蔵野美術大学

 

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多摩美では学食へ行き損ねてしまった反省を活かし(偉すぎる)、武蔵美に早めに着いてから食堂で昼食を食べることにしました。


どのメニューもお値段も魅力的で、欲望のままに食べたい所存ですが、ここは理性をフル稼働し、「ムサビランチ」を一食注文しました。


たっぷりのご飯に充実したおかず。とろみのあるスープまでついて、なんとお値段……

すみません、忘れました。

 

確かめちゃくちゃ安かったです。お値段以上のボリュームとお味でした。


大学の学食はたんぱく質も野菜も多く、お財布にも優しくて本当に素晴らしいですね!私の近所にも大学ができて欲しいです。むしろ敷地内に住みたい…

 


東京藝術大学

 

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久々に上野に行きましたが、上野公園は広くてのどかで気持ちが良かったです!

 

都会の荒波ですりにすり減ったリアス式海岸のような私の心にも、癒しと潤いがチャージされました。


ちょうど上野公園周辺で、ノリノリDJと強烈な香りの屋台が賑わっている宴みたいな催し物があったので、帰りに寄って揚げ餃子を食べ、脂質をチャージしました。

 


その後もアメ横に寄り、名前の知らない民族楽器の演奏に耳を傾けたり、ケバブナンパ(ケバブを食べようと話しかけカタコトで褒めてくるケバブ店員の憎めない行動)を楽しむなどしました。


かなり非現実を満喫したので、皆さんも現実に疲れた際は上野に行って現実逃避をしてみてはいかがでしょうか?

(本当に疲れた時に行くとケバブナンパを断りきれずに流され、そのまま美味しいケバブを食べることになります)

 


帰りに、ダンボールの塊を見かけ、3箇所も卒展に行った後の私の脳は、最初美術作品と勘違いしてしまいましたが…

 

「違う!ここは公共の場…この私の目の前にあるダンボールの塊は…!?」


と、通り過ぎた後に振り返ると…

 

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ダンボールを被せたスーツケースでした。

この度胸、私も見習いたいものです。


では皆さんも、美術作品を見たい時以外にも、

新たな物の見方を発見したい時や、美味しいものを食べたい時、非現実を満喫したい時にもぜひ、美大、卒業制作展へ行ってみてはいかがでしょうか?


私は、今から進捗のやばい漫画を進めます。

卒展、最高〜!